ならだ保育園卒園式

 本人が何十日も前からカウントダウンをして楽しみに待っていた、卒園式です。朝いちばん、卒園ミッションが書かれた巻物を渡された、卒園生の(さ)。

奈良田集落の全体を遊び場として、毎日毎日、どんな天気の日も動き回り、探検しつくし、季節の変化の隅々に足を止め観察し、それこそ本当に岩も草も虫もすべてを友だちとして6年間を過ごしてきた(さ)です。そんな彼女を、出会う度に温かく接して一緒に過ごしてくれたのは、奈良田の皆さんです。ミッションペーパーには、「お世話になった皆さんの家を自分で回って、お礼の気持ちを伝えてくる」ということを書きました。(皆さんには事前にお知らせしておきました!)お供に(す)と(ま)を連れて、挨拶が終わったら一緒に写真を撮ってもらうことで認定の材料に。(う)を含む大人組は、奈良田の坂の上、鍵屋さんでコーヒー飲んで待ってるからね、ということで別れました。


無事に鍵屋にたどり着き、卒園証書を手渡しました。私たちが作った証書には

あなたは六年間
ここ奈良田で 健やかに
とてものびのびと
体も心も成長しました
おめでとう ありがとう
上原家一同

という文言が入りました。
また、半年くらいかけて少しずつ作ってきた卒園アルバムもプレゼント。0歳の時からの写真をコラージュした成長記録です。(さ)が描いてきたイラスト傑作選のページもあります。これは(ま)の時に初めて作り、それを羨ましがってリクエストを受けて作り始めたものでした。大変ですが、思い出し笑いをしながらの制作過程の楽しかったこと!
     


(さ)と一緒に育ってきたこの場所は、まさに「ならだ保育園」でした。彼女は、奈良田の方々や自然に見守られてきた園児だったことは間違いないですが、同時に皆の元気を牽引してくれた園長だったかもしれません。

アルバムを渡して、皆でお祝いして、私もコルカタ~明浜~奈良田と16年に渡る保育最優先生活も卒業です。なんとも有り難い、豊かで、愉快な時間を過ごさせてもらいました。元気充電満タン、これからも家族皆、力を合わせて応援し合っていきますよ!


この「卒園式」を朝イチから始めたのには訳がありました。91歳で(さ)の親友の(み)さんと、お昼に(み)いきつけの回転寿司屋さんに行くことになっていたからです。運転手(私)がいますから、おっちゃんたちは気兼ねなく祝いのビール。子どもたちも好き放題頼んで、大ごちそう。

ありがとう、(み)さん。ありがとう子どもたち。私と(ゆ)で始まった小さな家族が、こんなに健やかに大きくなっていることを、しみじみ嬉しく思えた日となりました。

(わ)