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1月, 2026の投稿を表示しています

「縄文農耕論と焼畑」シンポジウム

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1/24(土)、長野県塩尻市総合文化センターで開催された『「縄文農耕論と焼畑」シンポジウム』に講演者として参加してきました。 「奈良田の焼畑について報告してほしい」ということで安請け合いしたのですが、企画書が送られてきて確認してみると、ほかの講演者は第一線の研究者ばかり? こんな顔ぶれの中に紛れ込んでしまってよいのだろうか? 実際にどの発表も勉強んになることばかりで、解析結果などはどう読み取ったらよいのか分からないものもありましたが、自分にできる発表をさせてもらいました。 シンポジウムに貢献できたかどうか分かりませんが、終了後に会場の視聴者に知り合いが何人かいることに気づき、「焼畑と『共有』の感性についての視点が面白かった。これまでやってきたのは、〝所有〟の方にどうシフトしていったかということばかりで、考えてみれば〝共有〟について研究されてきていなかった。大事なテーマだ」と話しかけてくれたり、「考古学と民俗学と現代とが繋がった会でした。そんな現代との繋ぎ手が上原さんだったように思った」とありがたい感想を寄せてくれた人もいました。 苦労もありましたが、準備段階やミニ焼畑実験をおこなった年を含めて5年近く、焼畑と本気で向き合い、実践にも取り組んだ甲斐がありました。 (ゆ)

西予市三瓶町皆江での石垣修復

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1/19~21にかけて、西予市三瓶町皆江での石垣修復に参加してきました。 2017年まで家族で暮らし 、 石積み技術を習得した 西予市に呼ばれたのは、とても感慨深いものがあります。 引き受けた亀井さんの見立てではトータル13平米の立面積でしたが、石を外していってみると、問題が根深くて、当初見積もりよりも数割広く積み直しました。たくさんの石が必要ですが、今回は現場近くに資材(積み石、グリ石)を仮置きできる場所がなかったので、足りない石の供給が常に課題となります。施工中のところどころで作業チームと資材の調達・運搬チームに分かれ、資材残量と作業量のバランスを取りながら進めることにしました。基本的には大きな石から積み上げていくので、こうした段取りを取り入れて適当な石が不足しないようにするために、向かって右側から積み直し、左側に作業展開していくことにしたのですが、このプランが良かったですね。仕事が滞る場面はほとんどなく、施工予定期間に終えることができました。 僕はずっと作業チームで現場から離れることはありませんでしたが、施工を引き受けた亀井さんの呼びかけで集まった若者を中心に、作業に参加した皆さんの献身的な仕事ぶりには感心しました。石積み経験者も無経験者も、それぞれが自分にできることを考えて動き、そして賑やかな様子(口数が多いことは、安全管理につながるので良いことと考えています)の中で、気持ちよく積んでいった3日間でした。最終日は時折り強い風とみぞれに見舞われ、みんなつらかったと思いますが(僕は比較的慣れっこで大丈夫でした)、おかげで目前の宇和海から次々と飛び出す虹を楽しむことができました。 僕としても、仲の良かった友人たちが現場に駆けつけてくれて、中には西予市から引っ越して以来の再会となった友人もいて、大事にしている石積みが縁を紡いでくれたことが幸せでした。 参加できてよかったです。誘ってくれてありがとう。そして皆さん、お疲れさまでした! (ゆ)

オホンダレ2026

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今年の オホンダレ 。近所で良い木を見つけるのも大変で、前から目をつけていたヌルデを取ってきました。素性は良いのですが、ちょっと小さめになりました。 毎年同じことをする、若い頃まではそういうのがない中で育ったのですが、ここで、やらずにはおれない、というほど板についた暮らしのリズムが自分の中にあります。「焼畑文化プロジェクト」を発足させて地域の文化とみっちり向き合った時間は大きかったけど、原点はご近所付き合い。 最初はごっこ遊びみたいなものでしたが、いまは、良い顔に仕上がったなぁ、とか、ケズリバナが上手くできた、ということに幸せを感じています。 ケズリバナについては、用事で我が家を訪れた(ま)さんに、より良く制作するコツをアドバイスしてもらいました。なるほど~! 来年に試してみよう。 (ゆ)

石垣修復@北杜市

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相談を受けていた石垣の修復をしてきました。北杜市内の邸宅前の石垣です。 土壌がとても柔らかく、掘っても硬い地盤が出てきません。下の石垣との幅も狭く、こちらの石垣のズレが影響しているようです。大きな石もままあり、また、一度外した石に凍った土が貼り付いてしまって、それを剥がす手間が生じるなど、いろいろ大変なことがありましたが、1/9、10の2日間でなんとか修復完了することができました。初日は(わ)が、2日目は、以前に早川町内で開催した石積みワークショップに参加経験のあるたけちゃんが手伝ってくれて、とても助かりました。 元あった石を全て使いきりました。不揃いな自然石を積み直すので、空石積みと乱積みの組み合わせは、表情に個性や地域らしさが出ていいですね。道路からの見栄えもきれいに整いました。お施主さんには、今後のメンテナンスについてのアドバイスもさせていただきました。 (ゆ)