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スーの船出 その4

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   Wellingtonでの出場チームのメンバーと  前回の報告を書いてから、またこちらでの生活にも様々な変化がありました。NZに来たばかりの頃は、英語や生活に慣れることで精一杯でしたが、最近は少しずつ挑戦する余裕が出てきた気がします。  今学期は学校でのカヌー練習がないため、最近はジムに通い始めました。最初は体づくりのためという感覚だったのですが、そこで出会った友達が本当に屈強で、最初は「なんでこんなにでかいんだ…」と驚いてばかりでした。でも、みんなすごくフレンドリーで、トレーニングを教えてくれたり、話しかけてくれたりして、今では放課後の楽しみの一つになっています。今月の目標はマッスルアップの習得です。  そしてカヌーでは、大きな出来事がありました。 前回のNationals をきっかけに、Christchurchのチームの方から声をかけていただき、2大会連続で参加させてもらえることになりました。さらに、Wellingtonで行われた大会では、ニュージーランドに来て初めての遠征も経験しました。 初の温水プールが気持ちよすぎる 遠征では、本当にたくさんのサポートをしてもらいました。移動や準備、試合のことまで、多くの人が自然に支えてくれる環境があって、日本との文化やスポーツ環境の違いも強く感じました。「個人で頑張る」というより、「みんなでチームを作っている」という感覚がとても強かったです。 大会結果としては、ありがたいことに2大会連続で得点王を取ることができました。もちろん周りの支えがあってこその結果ですが、自分自身でもニュージーランドに来てからの成長をかなり感じています。特に、ギリギリの展開の中でも以前より落ち着いて判断できるようになったことや、試合中に余裕を持てる場面が増えたことは大きな変化だと思います。そして何より、勝ちたいという気持ちが以前よりずっと強くなりました。  学校生活でもうれしいことがありました。学校でNationalsの表彰をしてもらい、多くの人に声をかけてもらいました。勉強面でも、英語とBusiness以外の教科ではExcellent評価をもらうことができ、自分でも少し驚いています。英語はまだ苦戦することも多いですが、それでも最初の頃と比べると、確実に前に進めている実感があります。  もちろん、まだ足りない部分はたくさんありま...

ツリークライミング開放日@湯島の湯

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5/3はツリークライミング®開放日でした。盛況でした。 この日は、定例の南アルプス早川山菜まつりが早川町で開催される日。毎年、このイベント会場向かいのふれあいあ広場でツリークライミング®体験会をおこなっていましたが、今年は運営上の都合で、湯島の湯の大きなケヤキを利用しました。 一年を通じて、体験会や練習会をおこなっていて、樹が大きく、クライミングロープは一気に10本、ツリーボートも設置できます。また、季節が来ればホタルが飛ぶ池や小川、そして早川本流も間近にあり、樹上での自然体験が豊かな場所です。 ここに集った子どもと大人、総勢14名の皆さんに、思う存分ツリークライミング®を楽しんでもらいました。中には、ツリークライミングを楽しみに山菜まつりにお越しになって、場所の変更知らせを見て駆けつけてくださった方もいました。なんと嬉しいことでしょう。 普段とは違う視点で環境を感じ、周りの人と触れ合うこと、そんな時間がときどきあるのはいいですよね。またぜひご一緒しましょう~ (ゆ)

石垣修復@富士川町

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石積みネットワークの仲間からの紹介で、石垣修復のご依頼をいただきました。 土地全体の水はけは良好で、石垣全体はとてもしっかりしていますが、石垣上端の数か所で石が飛び出していました。石を外していってみると、ちょうどその高さ分、裏込め石が入っていません。 以前は石垣の上は、畑として利用されていたのかもしれません。石垣の際まで耕して、鍬を入れるのに邪魔になるグリ石が取り除かれてしまった、そんな感じでした。土圧を直に受けた石が動き出してしまったようです。地区の道路に面していることもあり、規模は小さいですが、何か起きる前にしっかり直したい、とのこと。石垣の不具合に気づいただけでも感心しますが、きっと、普段から身の回りのことに気を配っているのですね。 足場が必要になりました。問題をきたしていた部分では、思いのほか大きな石が使われていたり、木の根が張り出していたりして、少しやっかいな処置が必要となりました。それでも、やはり石垣全体に影響を及ぼすような深刻な問題は起きておらず、修復は順調に進めることができました。 いつも通り、すべての石と土を再利用して使い切って完了。少し時間にも余裕があったので、下見のときに枝が込み合っているのが気になっていた、敷地内の柿の木の剪定も、ツリークライミングで施しました。雨予報でしたが、降り出す前にすべて終えることができました。 お施主さんには、ランチもご馳走になりました。 剪定した柿の枝から新芽を摘んで、てんぷらをさっとメニューに加えてしまうおしゃれな方。この時期の地域の山菜をふんだんに利用した、とっても美味しいごはんでした。その上、手作りのお醤油までお土産にいただいてしまいました。お仕事させていただいただけでもありがたいのですが、さらに良い思いまでさせていただいてしまいました。 お話しすると、お施主さんとは共通の知り合いが多く、これまで接点が無かったのが不思議なくらい。修復後にご連絡をいただき、僕の修復の様子から学んで、別の箇所をご自身で石積みしてみたそうです。石積みを広げる活動を続けている身として、こういうポジティブな報告は嬉しいものです。 (ゆ)

拠点整備

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4月に入って、 Atelier moo の本格始動、に入る前に、まとまった時間が取れなくてずっと放ったらかしにしていた拠点整備をおこなうことにしました。 まずは隣家ヤッホー。ここは、活動を応援してくれるボランティアさんたちが、寝泊まりできるようにお借りしている民家。 一般社団法人ほらじゅう 発足以来、4年近く活用させてもらっていて、僕たちは「隣家ヤッホー」と呼んでいます。 お借りすることになった当初はいろいろ傷んでいて、家主さんにも協力してもらいながら、片付けと補修をコツコツ進めました。一部は事務スペースとして、日常的に利用しています。 今回取り掛かったのは、壁も床も想像以上のダメージで、どうしたらよいかすら思い至らず、途方に暮れたまま、手を付けられていなかったひと間。素人大工の突貫工事なので粗も目につきますが、バラックな感じは、ネパールで迷い込んだスラムの、なんとも言えない大切な思い出や、 かんまん部屋 のコミュニケーション豊かな暮らしを、作りながら何度も思い起こさせてくれました。 ここを3日がかり、3年越しで、ようやく足を踏み入れられるようにすることができました。ツリークライミング、特に樹木管理の仕事に使う道具類は、この部屋で整理整頓していこうと思ってます。 2つ目は、我が家の倉庫の屋上に屋根をかける工事。プライベートな利用だけでなく、石積みの道具や樹液回収用のタンク、一部のツリークライミング関連の道具の保管など、ここでの活動を支える大事な倉庫ですが、年々雨漏りがひどくなっていました。屋上の床面をコーティングし直すことも検討しましたが、屋根をかけてもうひとスペース、何かしらの作業ができる場所を作ることにしたわけです。 こちらは2日がかり。初日は終日好天でしたが、2日目は予報の出ている雨の到来にびくびくしながらも、屋根に上がってポリカ波板を打ち付けていきます。きっと山の神様が待っててくれるだろうと祈りつつ、ポリカ波板20枚を張り終えて、屋根から下りて簡単に道具類を整理して、14時過ぎにようやく昼ごはん。すると間もなく雨が降り始めました。想定通り雨は地面に流れ落ち、翌朝確認すると、雨漏りもしていませんでした。オッケー、オッケー、よかった! 今後は出かける日が多くなると思いますが、雨予報のある日でも、洗濯物を吊り下げておけるので安心です。また、明るいスペースなので、雨...

ツリークライミングやっててよかった

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朝一番で用事を済ませるために出かけた帰り、山で見つけておいたオーバラ(ハリギリ)をチェックしに行きました。我が家で人気の、この山菜の芽がちょうどよく伸びていました。すぐに(わ)に連絡して、収穫の準備です。 この木より大きな、隣のカエデの木にアンカーを取ってツリークライミングして収穫。トゲの多い樹木なので、干渉して傷まないように、ロープは地上で(わ)に操ってもらいつつ、樹上で収穫。(さ)は摘み落とした芽の回収係。ときどきダイレクトキャッチする姿は見事で、樹の上から眺めるのはとても面白かった! 木を伐ることなく、家族の連携プレーでたっぷり籠2杯分。短くも楽しい時間を過ごしました。 オーバラ収穫からさかのぼること1週間。枝先で枯れて、いつ落ちてきてもおかしくない状況だった奈良田公民館前の桜も、朝一番の、まだ人通りのない時間のうちに、クライミングして処理。素登りで最初の枝分かれした大きな股に足をかけ、そこからはランヤードで姿勢を確保しながら、伐り落とすところまでアプローチしました。 何年か前だったら、どうしたものか躊躇していたかもしれないけど、これも準備から片付けまで1時間くらい。その後の出かける用事にも、十分余裕を持って終えることができました。 これでひと安心。 うーん、ツリークライミングやっててよかったなぁ。 (ゆ)

スーの船出 その3

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   前回、日本で応援してくださっている方々への報告を書いてから、はや一か月。少しずつこちらでの生活にも慣れてきました。最初の頃は、毎日をこなすことで精一杯でしたが、最近は少しずつ周りを見る余裕も出てきた気がします。 というのも、この一か月もなかなか順調とはいかず、何度も自転車をパンクさせたり、慣れないニュージーランドの道に迷ったりと、ちょっとしたトラブルの連続でした。日本にいたときには考えなくてもよかったことに毎回引っかかって、そのたびに「ここは日本じゃないんだな」と実感させられていました。でも最近は、そういう状況にも少しずつ対応できるようになってきて、道の途中でふと目に入ったおいしそうなベトナム料理屋さんに気づけるくらいには、気持ちにも余裕が出てきました。  学校でも変化がありました。最初は英語が思うように出てこなくて、会話に入ること自体にハードルを感じていましたが、今は少しずつ話せる人が増えてきて、気づけば一緒に過ごす友達もできました。たとえ短い会話でも、それが自然に続いたときは「ちゃんと伝わってる」と実感できて、それだけで少し自信になります。最近では、友達に「英語うまくなったねぇ~」と言ってもらえることもあって、それが小さなモチベーションになっています。  そしてカヌーの方でも、大きな大会がありました。ニュージーランドで一番大きな大会の一つで、結果は3位。決して悪い結果ではないのかもしれませんが、三日目の初戦で負けてしまった悔しさは今でも残っています。あの一戦を勝てていれば、もっと違う結果が見えていたかもしれないと思うと、簡単には切り替えきれませんでした。 それでも、その後の試合ではなんとか気持ちを立て直して、自分のプレーに集中することができました。今回は先輩と一緒に出る大会でもあり、普段とは違う緊張感の中でプレーする経験ができたのも大きかったと思います。技術だけでなく、試合中の空気や流れの感じ方など、学ぶことの多い大会でした。  これからは少しのオフを挟んで、ウィンターリーグが始まります。ここからまた新しい環境とレベルの中で、自分がどこまでできるのか試されていくと思います。 まだ課題はたくさんあります。英語も、生活も、カヌーも、どれも完璧とは言えません。でも、この一か月を振り返ると、確実に最初の頃よりは前に進んでいる実感があります。 小さなことでも...

第5回焼畑フォーラム in 新潟•山北

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第5回焼畑フォーラムが、新潟県村上市山北地区を会場に開催されました。今回は、奈良田の焼畑に毎年手伝いに来てくれているHさんと2人で参加してきました。 奈良田からは、2022年3月に開催された第3回焼畑フォーラムから参加しています。このときにできた縁によって、実地研修を兼ねて、山北(新潟県)、井川(静岡県)、余呉(滋賀県)の焼畑作業に参加させてもらい、奈良田での焼畑実践復活は大きく後押しされました。 過去2回はコロナ禍で参加制限が敷かれていましたが、今回は一般参加の方もいっぱいで、会場が埋まってしまっていました。焼畑に対する関心がこんなにたくさん集まっていることに、ときめいてしまいます。 第5回焼畑フォーラムには全国の焼畑実践地域から8団体・グループが参加し、初日にそれぞれ15分程度の発表をおこないます。奈良田チームの発表は5番手。焼畑への取り組みの意義については過去2回で発表してきているので、今回は2024年・2025年の実践を中心に、技術的な話や焼畑の面白さ、焼畑実践継続における課題などを整理してお話しました。 また、会場ロビーが各地域のパネル展示スペースにもなっていて、奈良田ブースでは、発表では取り上げられなかった、焼畑文化にまつわる写真を展示しました。発表後もたくさんの人がブースに訪れてくれて、特にヌルデ塩、焼畑に関わる(と考えられる)小正月の風習、実践を通して見えたハンノキ植樹の一側面については、ほかの焼畑実践地域の皆さんにとっても興味津々だったようです。皆さんとたくさんお話をして、おかげさまで、ブース販売のために用意したメープルシロップが完売しました! メープルシロップについてもたくさん質問をいただきました。嬉しい限り。 2日目はエクスカーション。ここ新潟県村上市山北地区で焼畑実践を続けている、さんぽく山焼きの赤かぶ生産組合の山畑を見学しました。2022年に実地研修を兼ねてお手伝いに来た場所のすぐ近くで、マイクロバスで移動しながら見える景色を懐かしく感じていました。 案内してもらったのは、2024年に火入れをした山畑だそうです。奈良田で僕が実践してきたのと比べると、規模の大きさに圧倒されますが、こちらでは、林業と焼畑がうまく融合していて、杉を伐り出した後に残る枝葉を利用して火入れをします。焼畑をする側からすれば、伐採の手間をかけずに山畑と燃やす枝葉が得られ...