石積みミニキットの試作
石積みの価値をもっと知ってもらいたいと、ずっと感じていて、これまでたくさんの人にワークショップを提供してきた経験から、「体験してもらうのが一番!」と思ってました。
ですが石積みワークショップでは問題ある石垣を実際に修復してもらうので、それなりの重量のある石を扱います。なので「参加するのに、体力的に自信がない」という人が少なからずいるような気がします。また、あらかじめ日取りを決めておかざるを得ないので、「日程が合わない」という人も。たくさんの人で集まるのが苦手な人もいるかもしれません。
そこでもうちょっと手軽に、こちらが出張できるスタイルを模索すべく、石積み体験できるミニキットを作りたいと、ずっと思っていました。実際に取り掛かるまでずいぶん時間をかけてしまいましたが、ようやく試作第一号が完成。
二分勾配仕様です。側面も直立ではなく、積み切りした石垣に接続するイメージで、こちらも二分勾配の傾斜をつけてみました。この木枠の土台が、完了した床掘り後のミニチュアをイメージして作られています。まずまずの出来だと思いますが、素人大工が実物を前にアレコレ考えながら手を動かすので、ほとんど一日がかりになってしまいました。ですが石積みワークショップでは問題ある石垣を実際に修復してもらうので、それなりの重量のある石を扱います。なので「参加するのに、体力的に自信がない」という人が少なからずいるような気がします。また、あらかじめ日取りを決めておかざるを得ないので、「日程が合わない」という人も。たくさんの人で集まるのが苦手な人もいるかもしれません。
そこでもうちょっと手軽に、こちらが出張できるスタイルを模索すべく、石積み体験できるミニキットを作りたいと、ずっと思っていました。実際に取り掛かるまでずいぶん時間をかけてしまいましたが、ようやく試作第一号が完成。
手のひらサイズの石を用いて、本格的な石積みができるものを目指しています。まず確かめたかったのは、石を積んでも安定しているかどうか。高く積み上げると倒れやすくなってしまうのではないかと心配していましたが、その点は大丈夫そうです。(さ)が押してみましたが、全く動きません。
ミニ石積みをやってみて、いろいろ思うところもありました。実際にイベントなどで使用することを想定して、反省点や改善点をまとめておきます。
1.
ミニキットでの石積みが、想像していたよりずっと難しい。今回は、早川流域で集められるいろんな種類の石を集めてみましたが、どれも〝積み石のミニチュア〟とは言い難いものです。自然石なので、デコボコは石の種類によって傾向があり、そこまでミニチュアにはならないようですね。これが難しさの主な要因だと思います。
また、石積みワークショップで参加者を悩ます〝おにぎり〟と通称する石もあえて交ぜておいたのですが、僕自身がこのフェイクな石を何度も拾い上げ、頭を抱えてしまいました。ミニキットでは短い時間でのローテーションが想定されます。利用する石は積みやすそうなものに厳選した方が良さそうです。
2.
今回、突貫工事的に石を積み上げていきましたが、すぐ終わると思って地面に土台を置いて、しゃがんで作業をしました。それが上記のように思いのほか手こずり、しんどい思いをすることになりました。
体験者が良い姿勢で、疲れを感じずに作業できるように、椅子やミニキットを設置する机、石を入れておく容器など、その他の設備の用意も必要です。参照しやすい、石積みのポイントを簡単にまとめた資料もあった方がいいですね。
3.
石を積んだあと、2日間放置しておきましたが、土台が歪んだりすることもなく、十分な強度がありそうです。ですが実際の石積みワークショップと同じように、グリ石が足らなくなる事態に陥ってしまったことは不覚でした。
この土台は床掘り完了後の状態をイメージして作ったものですが、必要以上に奥行きが深かったようです。背面には13mm厚の集成材を利用しましたが、同じ板を二重にして、奥行きを縮めようと思います。そのくらい縮めても、十分なグリ石が入れられるはずです。
これらの反省を踏まえて、もう一度準備し直します。今度は体験者役をどなたかに頼んで、実際にやってみてもらいたいですね。
(ゆ)