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11月, 2025の投稿を表示しています

石積みワークショップ@平林

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11/23(土)~24(日)は、富士川町平林で石積みワークショップでした。両日とも天気が良く、ずっと富士山が見えていました。 平林で石積みワークショップをするのは、これで3年連続。今年は昨年に引き続き、元田んぼだった土地にある、崩れかけた石垣の修復でした。主催の NPO天空の里ひらりん は空石積みの普及にも積極的で、いつも講習会場の提供や準備に協力してくれて、とてもありがたい存在です。 大きな石が多く、また特にそういう大きめの石の中に、積みにくいカタチの石が目立ちます。床掘りがやりにくい現場で、初日に朝からの座学で石積みの基礎やワークショップの進め方について頭に入れてもらいましたが、想定通りにならない局面が頻発して、難しい石積みでした。その分、一つひとつの石の向きや角度について、じっくり考えながら積み上げていくのは、参加者の皆さんにとって楽しかったのではないでしょうか。 なんとか予定していた時間内に、しっかり完成させることができましたね。皆さん、お疲れさまでした! 石積みは、ある意味、妥協の連続のようなところがありますが、セオリーを守り、その場しのぎのように石を置いていくのではなく、むしろその次の石の置き方をイメージして、できるだけ難しい局面に陥らないようにしていけば、きちんと石垣が立ち上がっていきます。自分でやるときに、心がけてみてもらえればと思います。 (ゆ)

ツリークライミングの日

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ご近所さんより、早川町に遊びに来るお仲間さん向けに体験会の依頼があり、11/22に実施することになりました。とても嬉しい。午前中はその準備を兼ねて、午前中は ツリークライミング®クラブ てんぽーら の練習会をおこないました。 スローラインの復習、システムの再確認、ビレイの練習、それら全てが体験会の準備になります。とは言え、トップアンカーの確保やツリーボートの設置は僕が担うので、練習を見ながら準備を完成させるのはちょっと大変でした。そんな中、頼もしかったのはジュニアツリークライマーの(ま)。ロープセッティングから回収まででき、10mを越えるアンカーに一発でスローラインをかけたのには驚きましたが、低学年の子たちの面倒もつきっきりでよく見てくれて、本当に助かりました。 準備がギリギリまでかかってしまい、最後はあたふたしてしまいましたが、それでも体験会セッティングの仕上がりは上々。天気良く、ツリークライミング日和の中で、参加してくれた皆さんもたっぷり楽しんでくれたようです。よかったよかった。 (ゆ)

山梨県立大学『環境論』授業

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11/21(金)は、山梨県立大学の『環境論』授業で、主に「焼畑文化」に関して考えてきたこと、取り組んできたことについてお話しました。 昨年も同じ授業でお話させていただきました。そのときは「焼畑文化プロジェクト」を発足させた背景や、2023年に初めて焼畑実践復活をさせたときの反省、そしてその反省を2024年の作業にどう反映させたか、という話に重点を置きました。今年は2024年の焼畑実践と今年(2025年)の進捗状況を中心に、そこからもう一歩進めて、集落自律と環境保全を、集落に内在する個性や共同性を通じて対流させるような環境技術として「焼畑文化」を捉え、その地域らしさにどのようにつながっているのか、という視点にも重点を置いてお話してみました。もちろん、奈良田暮らしに触れたり、その暮らしの中で感じる最近のクマ事情に関する考えについても触れ、臨場感を込めてみました。 あっという間の1時間半。昨年から大幅に受講者数が増え、大学越境のオンライン受講者も交えた講堂での講義でした。内容は授業を担当する箕浦先生には喜んでもらえたようですが、学生にも何か残るものがあれば嬉しいのですが。 (ゆ)

ツリークライミング体験会@道の駅しもべ

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11/16(日)は、山梨県身延町にある 道の駅しもべ でツリークライミング体験会でした。 イベントのオープンに先駆けて、ツリークライミングは9:30からスタート。イベント終了まで4回の体験会をおこないましたが、すべての回でほぼ満員! 地元や近隣地域から多くの人が集まるイベントで、天気にも恵まれ、予約の方のみならず、当日受付の方も大人から子どもまで、たくさんの方に体験してもらうことができました。紅葉には間に合いませんでしたが、イベント主催者の道の駅スタッフの方からも「ツリークライミング楽しかった! との声をたくさん聞きました」と喜んでもらえてよかったです。 先日の小学校での授業 も含め、このエリアでもツリークライミングの認知が広がってきていることを嬉しく思っています。 (ゆ)

200歳になっても

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  キウイ棚に寝転んでカウンターを担当している(さ)  秋晴の空の下、92歳(み)さんの庭では毎年恒例のキウイ収穫です。霜が二回降りたら収穫、という目安を今年もしっかり守りました。例年、キウイ棚に登って収穫をお手伝いするのは{ま)と(さ)の重要な役目です。今年は6歳になっただけあって、(さ)も大貢献。6年生(ま)は安定の仕事っぷりです。二人のおかげで仕事の進みが早い早い!助かります。二人も(み)さんも相当楽しそう。 (さ)「みーさんが200歳になって動けなくなっても、このキウイ収穫、さっちゃんたちするからね」 (ま)「200年経ったら、うちらも動いてないんじゃ・・・」 (み)「あっはっは、200歳ねぇ。もう来年には全部頼むわ。(←毎年こういっています)」 なんて謎の会話を交わしながらも、どんどん収穫。私はせっせとキャリーにいっぱいになったキウイをお蔵に運びます。 青い空の下、気分爽快。 (み)さんの習慣で、毎年カウンターでキウイの個数を数えています。今年は摘果をさぼったということで、去年より多い1800個超え。キャリー6個分。それでもほとんどが大きくて立派なキウイたちでした。これからしばしおいて、甘くなるのを待ちます。 大小でカゴを分けるようにしました  収穫してもすぐに食べられれないのがもどかしいところ。ですが、今年は同じ畑にあるタワラブドウ(キウイの原種と言われています)が救ってくれました。こちらは熟しているのばかりで、甘いこと、おいしいこと!タワラブドウをつまんで水分補給しながら、ガンガン収穫を続けます。  途中におやつタイムを挟み、終わったら皆でそうめん昼食をしてアイスも食べて、今年のキウイ仕事も無事終了。よかったよかった。秋の一大行事でした。 (み)に庭では大量のクリタケが干されています  収穫と言えば、うちの庭でも3年越しのこんにゃく芋を掘りました。茎が太かっただけあって、ゴロンゴロンと巨大な芋が!いったいどれだけ大量のこんにゃくになることか。ちょっと計画的に作っていかなくちゃ、とひやひや。でも集落の(と)おばちゃんから譲り受けた種芋がようやくこの大きさになったことが何とも嬉しいです。ご近所の皆さんに教わったことが、生活の一部となり、子どもたちの記憶となり、家族と畑で続いていきます。 こんにゃく芋、ゴロン! (わ)

菅山寺の森 石積みワークショップ

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11/8(土)~9(日)にかけて、菅山寺の森(滋賀県長浜市)で石積みワークショップしました。昨年に引き続き、この場所では2回目になります。 主催者の 菅山寺森友の会 によれば、全国各地から参加者は14名。様々なバックグラウンドを持った、個性豊かな方々が集まりました。 本来は2日間のプログラムで実施する石積みワークショップですが、2日目は作業ができないほどの降雨が非常に高い確率で予想されていました。主催者とも相談し、お昼休みの段階で急きょ、1day石積みで直しきることを決断。普段のワークショップでは口出しばかりですが、僕も作業に加わってたくさん手を出して、作業予定時間を1時間ほど延長して、みんなでなんとか積み上げることができました。 慌ただしい日程になってしまいましたが、やはり初日の朝一番でおこなった座学が効いているなぁ、と実感します。僕が講師を務める石積みワークショップでは、主催者にお願いして、作業に入る前に石積みの基本を学ぶ座学を実施しています。この座学があることで、作業現場での指示や指導が伝わりやすくなり、参加者同士のコミュニケーションもスムーズになっているように思います。 2日目は予報通りの大雨となり、まずは屋内で、駆け足で積み上げた初日の作業の復習、質疑応答、そして遣り方を設置した場合に利用する、ロープワークを応用した水糸の張り方のコツを講習しました。そしてお昼を挟み、雨の中の菅山寺の森を歩いて、積み上げた石垣を再確認、そのまま森をガイドしてもらいながら、この土地の自然や歴史を学ぶリラックスした時間をみんなで持つことができました。こういう石積みワークショップも悪くないですね! 皆さん、お疲れさまでした。 (ゆ)

インチキはダサい。本質的でありたい。

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昨日(11/6)は、集落の水道工事に一日中かかりきりでした。 不具合に気づいたのは春。水源をひとつ無駄にしてしまっている状況でした。業者に委託するほどの規模でもなく、このくらいは自分たちでやります。ですが工事の日程調整がうまく行かず、 つい後回しに。 すぐに手をつけることができればよかったのですが 、 水不足が心配される冬を目前に、とうとう動き出したというわけです。 一緒に作業したのは大先輩の(ま)さん。険しい山の奥深くに分け入る水源ではありませんが、工事が必要になっている箇所はいずれも急斜面。 (ま)さんは 後期高齢者ながら身のこなし良く、足場の作り方やロープ紐の使い方が上手で、無理な体勢で作業することはありません。これはとても大事なこと。ツリーワークや石積みをする人間としても大変参考になります。 キツイ現場でしたが、おかげさまで、工事は完了することができました。(ま)さんのおかげ、いつまでも達者ですごいね。それで済まされないなと、今回はつくづく感じました。 ひとくちに「田舎」と言っても、イメージは人それぞれ。ある人にとっては地方都市も十分田舎であるだろうし、都会へのアクセスも良い里山地域をイメージする人もあるかもしれませんが、ド田舎の暮らしにまで思いが及ぶ人は珍しいのではないでしょうか。 地方創生、地域活性化、村おこし、、、なんとなく若者が増えることを期待する向きがありますが、果たしてそんなに単純なもんなのだろうか。私たちの暮らす地域は〝ド田舎〟のカテゴリに含まれると思いますが、人々の暮らしのみならず、事業を営む上でも、水道の利用は不可欠のはず。でもその利用のためには、ある程度以上、自分たちで水源からメンテナンスしていかなければなりません。都合よくいつでも頼れる業者が近くにいるわけではないですし、行政を頼れるケースであっても、予算化から実施まで時間がずいぶんかかるでしょう。 そこまで気を回せる若者って、現代ではどれくらいいるだろう? 知らないことはやむを得ませんが(僕もかつてはそうでした)、山を覚えたり、手入れのための技術を習得するまで、あるいはそういうことに積極的になれない人のことは、手入れができる人がずっと面倒を見ているような状況が続きます。何でも他人任せの若者が増えても、一方では負担が増えるばかりなんです。 それで本当に活気づいていると言えるのかどうか。学...

第3回石積み甲子園

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11/2は 第3回石積み甲子園 でした。主催する 一般社団法人石積み学校 より依頼を受け、昨年に引き続き、今年も審査員を務めました。 優勝は徳島県立城西高校神山校。この学校は昨年は準優勝校でした。そのときもチームワークの良さが光り、石垣の出来栄えも、実際の使用には問題なく堪え得るものでした。大会後に「チームワークでは一番だった。石積み続けてほしい」と声掛けたのをよく覚えてます。 その城西高校神山校が、当時のチームワークの良さをそのままに、見事な出来栄えの石垣を築き上げました。石積みを接続させる隣の学校への配慮も快く、石を積んでいきながら、どうしても発生してしまう局面々々の対処方法についても、チーム内で話し合われる内容のレベル高さにも感心しました。おそらく、石積みのことをよく考えてこの一年を過ごしてきたのでしょう。こういう若者の登場が、とても嬉しく感じられるようになってきたなぁ。ちょっと涙出てきそうでした。笑 こんなに石積みのことを好きになってくれて、ありがとう。 開催地となった高知県から初出場した2校も、センスの良さが感じられました。どちらも地元の方から指導を受けてきたそうです。たくさんの観客がじっと見続けている様子も印象的で、こういう地域の理解の広がりを感じられたことにも、とても勇気づけられた大会でした。 徳島県立城西高校神山校の皆さん、おめでとうございます。また準備運営に携わった方々、出場した学校関係の皆さん、お本当に疲れさまでした。僕の方は当日のみで、申し訳ないくらいでしたが、参加させてもらえてよかったです。 (ゆ)